カイロプラクティックとは医療体系のひとつです。

カイロプラクティックとは100年以上前のアメリカで生まれ発達してきた医療で、同国では西洋医学、歯科医学と並び最も信頼の厚い医療です。医療ですから当然、米国では労災保険・老人医療保険が使えます。

エルサルバドルでのカイロプラクティック治療

カイロプラクティックは薬剤も外科手術も伴わないという点で「身体に優しい」医療です。 単なる民間療法や伝承療法と異なり多くの国では、西洋医学と同レベルの専門大学教育を経て専門国家試験に通過しないと、医療法違反で処罰されます。

カイロプラクティックとは神経筋骨格系の障害と、それが及ぼす健康全般への影響を扱う医療です。本物の技術を習得することはとても難しく、そのため、この手技療法を習得した医師のテクニックは芸術とまでいわれています。

松久正医師がアメリカで治療した患者の症状

背骨の配列に問題(ゆがみ、ずれ)が生じていたときに生ずる神経の流れを開放することで、自然治癒力への障害を取り除きまた、神経障害によって生じた部位機能障害を解放します。

首や背中・腰の痛み、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛といった背骨に直接関係する症状はもちろんですが、頭痛や胃痛、夜尿症、耳感染症、月経前症候群、三叉神経症、狭心症、自閉症、アレルギー、不妊症などの患者さんも多く治療してきました。

なお、アメリカでは松久先生の治療(ガンステッド・カイロプラクティック)を受けに、大人ばかりか乳児・児童もかなりいました。治療だけでなく健康維持のためにガンステッド・カイロプラクティックが十分に市民権を得ているのですね。

本当のカイロプラクティック、自称カイロプラクティック

この日本では、 カイロプラクティックが「医療」の枠組みに組み込まれていないためにマッサージや整体、エステと同レベルと見なされ、非常に間違った道をたどっています。

街中で見かけるカイロプラクティックの看板のうち、実に98%以上が、アメリカで医療として患者さんが通院しているカイロプラクティックとは似ても似つかない、名称だけ同じだけの全く別な健康産業であることは皆さんも知っておかなければなりません。

アリゾナで松久先生の治療を受けていた私たちが帰国してまず驚いたのは、街中にカイロプラクティックの看板が溢れていることで、「日本にも急速に浸透してきたんだなぁ〜」と感慨深く思ったのですが、そのなかの立派そうなところにいざ治療を受けに足を運んでびっくり。「なんですか?この治療はなんというものなのですか???」とまっさかさまに突き落とされた経験があります。

神経の流れと背骨

背骨

私たちの脳からは太い神経の束が出ており、首から背骨の中を通り、手の指、足の先にまで枝分かれしています。 心臓の鼓動さえもこの経路を通って指示されます。

胃につながっている神経の流れに障害があれば胃の調子が悪くなりますし、指につながっている神経の流れに障害があれば指にしびれが生じます。

そのため、カイロプラクティックでは、背骨の配列の問題を重視し、各臓器に関連付けられる神経の流れを正常化させ、体全体の機能を自然治癒力によって回復に向かわせることを目指します。

西洋医学とカイロプラクティックの関係

松久医師は西洋医学を否定していません。西洋医学には現代医学の要として、救急医療分野や急性疾患、手術でなければ助からない患者さんをたくさん救ってきた事実がありますし、これからもその役割は絶対だと確信しているようです。

一方、本物のカイロプラクティックは、病名が特定できない疾患や原因がはっきりしない生活習慣病に対して、日本においても希望を与える大きな力になるとこれも信じて疑っていないようです。

病気になりにくい体になりたい方、現代医学で回復のめどが立たない方、慢性疾患が回復しない、重い病気で辛い、背骨が痛い、腰が痛い、頭痛が酷い、生理痛が酷い。そこであきらめないで、鎌倉ガンステッド診療所の門をたたいてみてください。

参考:世界保健機関(WHO)によるガイドライン一部要約抜粋

カイロプラクティックは手技療法の中で最も広く利用されている形態のひとつであり、世界およそ40の国・地域で法制化され神経筋骨格系の専門医療として確立されている。

アメリカ合衆国、カナダ、ヨーロッパの何カ国では、所定の教育基準を満たした公式な大学による学位とそれに続く国家試験をパスしなければ、職業としてカイロプラクティックを行うことができない。

カイロプラクティックが法制化されていない国では、他の資格を持つ健康専門家や素人の術者が、熟練した技術が要求されるにもかかわらず脊椎手技療法のテクニックを使用し、カイロプラクティックのサービスを提供していると主張することもある。