中耳炎をしっかり治そう

特に小児に多く見られる、中耳炎、内耳炎は、親を悩ませる代表的疾患の一つです。私の診療していたアメリカのクリニックでも、多くの小児が、通常の耳鼻科医院や病院に行っても治らない、といった理由で、私のもとを訪れました。

病院で処方される抗生剤は万能ではないのです

これらの子供たちは、幼少時より頻繁に発熱や耳痛を訴え、医師を受診するも、解熱剤や抗生物質の投与のみの治療で、一時的に症状は減退するも、すぐに再発を繰り返すという状態でした。ある母親は、乳幼児の息子が毎週数回、中耳炎で医師に通院しており、ノイローゼ状態になってしまっていました。

ここで、皆さんに知っていただきたいのは、抗生剤というのは、大人にとってもいえることですが、特に小児にいたっては、出来るだけ避けたほうがよいということです。アメリカのデータでは、新生児や乳幼児時期に、多くの抗生剤投与を受けた小児は、その後の成長において、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患にかかりやすいとされています。

要因に頚椎の問題が自然治癒力を妨げている場合もあります

大人でも小児でもいえることですが、症状や疾患のもとになっている根本的な原因を治してやるべきで、解熱剤や抗生剤で表面的な要素だけを除去することで満足するべきではないのです。逆にこれらの薬だけの治療は、本来あるべき免疫力を弱体化させてしまいます。

私の行うガンステッド・カイロプラクティックの治療で診ると、通常、首の上の部分(第一頚椎)に問題がみられます。これを矯正、修正することにより、ここでの自然治癒力のブロックが除去され、強力に症状を取り去っていき、健全な体が生まれるわけです。

カイロプラクティックによる私の経験

先ほどの悩める母親の子供も、私の2回の治療により、殆ど症状がなくなってしまい、それ以来、かかりつけの医師に行く必要がなくなったようです。二ヶ月の治療で、全く風邪も中耳炎も患わない元気な男の子になり、最終的には症状がなくても、一ヶ月に一回のメインテナンス予防治療を行っていました。

首の上の部分は、体の中でも最も重要な場所です。長い間、窮屈に母親の胎内に滞在し、出産時には首に大きな負担のかかる新生児は、生まれたときには既にここの問題をもっているケースが多いようです。しかし、子供のうちは適応力が大きいため、症状にならず、このまま放置していると、大人になってから、いろいろな問題を被るのです。

症状のあるなしにかかわらず、すべての命ある子供に、背骨のチェックを受けさせて欲しいと思っています。